1.外壁塗装工事の見積もりはなにが問題か?
1-1.なぜ単価見積が問題なのか?
そもそも消費者は単価見積でかかれた見積書が適正価格であるかを判断できません。その結果、ネット上には「相場や適正価格を教えます」,「正しい見積書の見方」,「一括見積」・・などと外壁塗装の見積もりをめぐって多くのサイトが存在します。如何に外壁塗装の見積もりに問題があるかの裏返しです。
国民の税金が使われる公共事業の競争入札では平米単価見積は禁止され、入札もできません。発注側が見積内容をチェックできないからです。
本来、見積とは必要な原価(工賃,材料,副資材・・)を拾い出し、経費と利益を加えて作成するものです。eペイントは消費者が見積内容をチェックできる原価計算方式で外壁塗装費を見積もれるようにしました。
1-2.なぜ単価見積を使うのか?
建設業界の中で塗装業は下請で、元請との請負契約は平米単価(1㎡当たりの価格)が使われています。元請の予算管理(利益管理)に都合よく、予算内に収まれば塗装原価などを考慮する必要がありません。あまりにも安い金額で請負った仕事は手抜きをせざるを得なくなり塗装業者が評判を落とします。
永年にわたって下請の塗装業者は唯一元請になれる住宅塗り替え市場にもかかわらず、業者間取引の平米単価を使って見積書を作成しています。
1-3.原価計算方式の見積とは?
平米単価で書かれた見積書では、消費者は塗装業者の見積金額が高いのか?、安いのか?、リーズナブルなのか?、判断できません。 また、一括見積などの相見積は見積金額の相対的な比較はできますが納得感を得られません。さらに、見積業者がサイト運営会社へ支払うコミッションを見積単価に上乗せしているのを否定できません。
消費者が納得するには見積金額の根拠(見える化)を示す必要があります。eペイントの見積アプリはネット上で外壁塗装費の「見える化」を実現しました。
☞ eペイントの見積書サンプル
1-4.単価方式と原価計算方式の比較
見積もりとは本来、「予算原価を計算することです」が、どの塗装業者の見積書も「平米いくら」の単価見積りで消費者にとってはブラックボックスです。見積の根拠が曖昧だから『助成金を活用』,『適正価格を教えます』,『相見積もりで安く』,『一括見積もり』などの”釣り広告”や”キャッチコピー”がネット上にあふれています。-eペイントの外壁塗装見積もり例はコチラ
2.自分で外壁塗装費を見積るメリット
面倒な手続きや、やりとりはありません。今すぐネットにアクセスして塗替え費用を無料で見積れます。入力データは塗装面積や塗料を決めるのに必要な最小限です。
- 時間をとらない-何時でも何処でも無料オンライン見積もりができる
- 見積精度が高い-見積金額を「見える化」した原価計算方式の見積もり
- 豊富な見積結果-金額、耐用年数、機能別に豊富な見積結果(外壁/屋根の組合せ100種)
- 打合せ回数が少-eペイント業者は、お客様と同じ見積アプリを組込んだ現地調査ツールを利用して見積→価格交渉→契約を実現
3.外壁塗装の見積方法は3通り
A『自分で見積もる』、B『写真を送って見積依頼』、C『業者サイトて見積る』の三通りあります。
見積書に「塗料明細」, 「人件費」, 「管理費」,「塗装工程」などの塗装工事に必要な原価と資料を添付し「見える化」しました。相場,相見積り,適正価格などに頼らず、自由に見積条件を変えて塗料グレード(種類)ごとの金額を確認できます。
3-1.自分で見積もる
お客様が外壁塗装の仕様と金額を決めて塗装業者へ発注できます。
①.お住まいの都道府県(㊟1)を選び都道府県別『戸建住宅の標準見積(㊟2)』画面へ移動します。
②.標準見積画面で建物情報と見積条件を入力し、「見積実行」ボタンを押します。
③.外壁10種、屋根10種の見積結果の中からご希望の塗料グレードを選び、「次へ進む」ボタンを押します。
④.ご希望金額など必要な項目を入力して、「送信」ボタンを押して完了です。
3-2.写真を送って無料見積依頼
建物の写真と最小限の情報を送るだけで、精度の高い見積結果(塗装グレード別100種)が届きます。
①.正面・両側面・裏面の写真4枚と各辺の長さを指定し、必要事項を入力して送信します。
②.24時間以内(土日祭日は除く)に外壁10種と姉10種の見積結果がメールで届きます。
③.外壁10種、屋根10種の中からご希望の塗料グレードを選び、返信メールで送信します。
-お客様の見積内容で施工する業者を紹介します-
3-3.業者を決めて自分で見積もる
eペイント業者の見積ページで見積り、塗装グレードと金額を決めて契約交渉できます。
①.お住まいの都道府県を選び、お近くの業者アイコン
(見積り可)をクリックして業者を選んでください。
②.選択した業者サイトで「標準見積」,「詳細見積」,「RCビル見積」ができます。
③.見積結果の中からご希望の塗料グレードを選び、「見積書を入手して業者と交渉してください。
4.外壁塗装見積アプリの紹介
eペイントの見積アプリは塗装単価方式ではなく原価計算方式の見積です。塗装規模、塗装グレード、日当、歩掛り、塗装箇所、・・などで塗装原価を自動計算し、現場経費と一般管理費(粗利)を加えて見積額を計算します。一回の見積操作で塗装グレード別に100種の見積結果を得ることができます。
4-1.見積サイトの概念図
塗装会社が見積もるのが当たり前だと思っていませんか?
外壁・屋根の塗装費用をネットでお客様が見積もれる時代が来ました。さらに、この住宅塗り替え塗装見積りアプリは「使用塗料」,「人件費」などの原価を積算して見積もる原価計算方式です。しかも、たった一回の見積もり操作で「塗料種別」、「耐用年数」、「機能」、「金額」別に外壁と屋根に分けて、それぞれ最大10種の見積結果を表示します。お客様は外壁と屋根の塗料グレードを別々に選ぶことで、100種の見積書の中から、お客様にとって最適な外壁塗装を決められます。
4-2.見積もりアプリの使い方
ここでは「自分で見積る」、「業者を決めて見積る」の操作手順を紹介します。
標準的な塗装箇所と住宅の周囲長または延べ床面積から求めた概算数量で外壁と屋根の塗装塗替え費用を見積もります。
- 塗装箇所と施工数量がお分かりの方は「業者を決めて見積る」で『詳細見積』メニュを選択し、正確な塗装面積で精度の高い外壁塗装費用の見積もりができます -戸建,小型ビルの詳細見積もりは➠ コチラ
①.見積画面と建物情報で塗装面積を計算するためのモデルハウスについて
『標準見積』は塗装塗替え工事のみです。外壁補修,防水,石貼左官工事の費用は『業者を決めて見積る』を選び『詳細見積』で見積もれます。
モデルハウスで各塗装箇所の概算数量を求めます
②.建物の概要と屋根形状の入力
標準見積に含まれる塗装箇所(部位)は外壁、屋根、、破風、軒裏、縦横樋です。地域に合わせて自由に設定できます。
標準的な塗装面積をモデルハウス*を使って求めます。周囲長が分からない方は延床面積を入力してください。外壁の面積は建物の「周囲長」X「1階の高さ」X「階層」で求めます。
★「延床面積」より「周囲長」の方が実測値に近い数量になります★
③.「外壁素材」,「屋根素材」で使用できる塗料が絞られます
塗装は素材と用途で塗れる塗料の範囲が決まり、さらに機能,耐用年数,金額別に塗料グレードが決まります。eペイントでは外壁と屋根用に機能,耐用年数,金額に分けて最大10種の見積もりを行えます。
④.金額に影響する見積条件の入力
-当システムの見積金額の構成は官公庁の競争入札で採用されている原価計算方式です-
- 見積原価=(材料費)+(労務費)+(現場管理費)
- 見積金額=(見積原価)+(一般管理費)
現場管理費は原価に含まれ。塗装業者の粗利率は一般管理費を指します。
⑤.外壁10種,屋根10種の見積結果の中からご希望の塗料グレードを選びます
ほとんど外壁塗装業者の見積もりは塗料グレードを変えて2~3種類の見積書を作成し、お客様に選択してもらう形をとっています。
eペイントで見積もると、外壁塗装(左側欄)と屋根塗装(右側欄)に分けて、それぞれ10種類の見積結果が表示されます。その中から塗料の「種類」,「機能」,「耐用年数」,「見積金額」などを参考にご希望の見積もりを選びます。
塗料の金額は主成分の樹脂、用途、機能、耐用年数などで数倍異なることがありますが住宅塗替えでは総見積額に占める塗料代は20~30%です。仮に10年の塗料グレードの見積額が80万円だとして、塗料代が2倍高い20年の塗料グレードに変更したとしても見積額は100万円~110万円に収まります。1年当たりのコスパは10年グレードが8万円で20年グレードが5万円~5.5万円で、断然20年の塗料グレードがお得です。
外壁塗装業者の選択肢が少ない見積書から、eペイントでは外壁と屋根の塗料グレードの組合せ100種の中から最適な見積書を選べます。
5.外壁塗装費用のシミュレーション
外壁塗装費用は相場、適正価格(?)、相見積でも納得できません。eペイントの原価計算方式の見積アプリで塗装費用をシミュレーションできます。人件費、材料費、施工書などの見積明細を「見える化」しました。
5-1.見積条件を変えて塗装費用をシミュレーション
お客様が「職人の日当」,「管理費の比率」などの見積条件を変えて、リアルタイムで一軒家の外壁と屋根の標準的な塗装箇所と数量で塗装費用をシミュレーションできます。
職人さんの日当、現場管理費の比率、一般管理費の比率を変えて、外壁と屋根の塗料グレードごとに費用のシミュレーションができます。
木造2階建て一軒家(35坪)のシミュレーション例(外壁と屋根はシリコン仕上)
- 初期の見積条件で見積もり、見積金額は¥828,692です。
- 管理費の比率を5%づつ下げると見積金額は¥758,065
- 管理費の比率は初期条件のままで、日当を¥20,000から¥18,000へ変えてシミュレーション
- 管理費の比率は初期条件のままで、日当を¥20,000から¥15,000へ変えてシミュレーション
- 管理費の比率は初期条件のままで、日当を¥20,000から¥25,000へ変えてシミュレーション
5-2.25坪~50坪のシミュレーション結果
外壁塗装費は坪数でいくらは余りにも大雑把ですが、ネット上の検索でよく目にするので、あえてeペイント見積もりでシミュレーションしてみました。
塗装費は住宅の階層,屋根形状で塗装面積が変わり、外壁や屋根の素材で塗装できる塗料が異なります。建物の経年変化で補修工事が必要になることもあります。下記シミュレーション結果はあくまでも参考金額ですが実際の塗装費との誤差は±10%以内に収まるはずです。
≪20坪から50坪までの価格表はコチラ≫
外壁塗装費は適正価格(?) 、相場(?)、相見積り・・どれも見積金額の裏付けが無いから消費者の納得感が得れません。
5-3.屋根の形状や素材でも変わる塗装費
屋根形状で足場面積、外壁面積、屋根面積が変わります。屋根の素材で使用する塗料が変わります。塗装金額が見積もりアプリではどのように変わるかを床面積30坪,二階建て,普及仕様の例で見てみましょう。